★欧州市場序盤では、ドルに目立った方向感は見られず、主要通貨に対して前週末終値付近でもみ合い商状となった。欧州株は全面高、NYダウ先物もプラス圏推移が続き円売り優勢だがドル買いは限定的となった。FRBの金融正常化のペースが緩やかになるとの見方や、北朝鮮問題、対ロ対立などから、ドル売り・円買いが優勢となった。その後は、NY勢の本格参入や米国株の取引時間待ちの状態で110円台半ば前後でこう着した。資源国通貨のクロス円が売られた影響を受けたほか、ロンドンフィキシングにかけて対欧州通貨中心にドル安が進んだ影響でドル安・円高が強まった。対ユーロ中心にドル売りが進んだ影響を受けドル売りが優勢となった。『トランプ米大統領がスカラムッチ氏を広報部長の職から解任』との報道も嫌気されドル売りが継続した。なお米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)は予想を下回った一方、米6月住宅販売保留指数は予想を上回ったが、総じて影響は限定的だった。
前日のロンドンフィキシングでユーロ買い・ドル売りで大きく動いたが、本日もロンドンフィキシングには注意が必要となる。また、トランプ政権内での人事の混乱が続いており、ドルの上値は重くなりやすい。また、8月の中旬に支払われる米国債の利払いや償還金への円転(円買い・ドル売り)も入りやすいので注意が必要。
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