★欧州市場序盤では、米国のシリア攻撃を受けたリスク回避が一服、米長期金利が持ち直したことにより、ドルは主要通貨に対して底堅く推移した。欧州株は全面安、NYダウ先物もマイナス圏だったが、米長期金利が横ばい推移したことでドル売りを仕掛けづらい展開だった。米中首脳会談や米3月雇用統計の発表を見極めたいとのムードが広がり積極的な売り買いは手控えられた。米3月雇用統計で、非農業部門雇用者数が市場予想を下回ったため円買い・ドル売りが先行した。ただ、110円前後では投機ではないリアルマネー系や実需筋によるドル買い手当てなども散見された。しかし、111円台を回復出来ず上値の重さが嫌気されとドルが売られ展開となった。その後、米株の下げ渋りを眺めて底堅い展開となった。米長期金利が上昇に転じたことを手掛かりに全般ドル買いが進行。ダドリー米NY連銀総裁が『バランスシート縮小は利上げにわずかな中断しかもたらさない可能性』と述べたことも意識された。米利上げペース鈍化への懸念が和らぐと米長期金利が上昇したことで、円売り・ドル買いが優勢となった。ただ、あくまでポジション調整の域を出ず長続きしなかった。引け安の展開になった。
米3月雇用統計の結果が大幅に予想を下振れしたが、調査を実施した時期に北東部と中西部が大雪に見舞われ就業者数が落ち込んだ可能性があり、数字にゆがみが生じた公算が大きくなったとの指摘があった。トレンドが出ていると言うよりも、一旦材料に対して飛びつくものの長続きせず、再び110.00-111.00円のレンジ内に戻る展開となっている。
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