FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 上値・下値切り下げ安値引け!

 

★欧州市場では、ドルは主要通貨に対して前日比小幅安水準で軟調推移した。市場では、米中首脳会談を控え、トランプ政権からのドル高けん制発言が警戒されている。米長期金利や日経先物の上昇を支えに買い戻しが入り一時112円台を回復した。しかし、112円台では戻り売りが厚く上値の重い展開となった。その後米長期金利が再上昇し、NY原油価格も小反発となり買い戻しが入った。ダドリー米NY連銀総裁が『今年あと2回の利上げが妥当と思われる』と述べた一方、『金融政策を引き締める緊急性は強くない』などと発言したことを受け、米長期金利が再び低下したことで円買い・ドル売りが強まった。安値追い一服後のこう着地合い、指標上振れながらも精彩を欠く展開となった。株安もあり市場センチメントは下方に強い展開だった。その後市場では、ロンドンフィキシングに向けて月末・期末に絡んだ円買いが持ち込まれたとの指摘もあり、111.34円まで下落した。その後も、米長期金利の低下に伴うドル売りが出て111.20円まで下落した。米長期金利に伴うドル売りが出て111.20円まで下落した。ユーロ/円の下落につれた売りが出て下げたが、戻りも鈍い展開となった。

112円からほぼ上値・下値切り下げる安値引けとなっており、週初の相場では下押しバイアスが掛かりやすいので注意が必要。月末はロンドンフィキシング絡みで大きく振れることが多いが、3月末も結局は同様の動きとなった。

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