FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 上値の重い展開!

 

★欧州市場序盤では、ドルは主要通貨に対してもみ合い商状となったが、前日高安まちまちの展開となった。欧州勢本格参入後、目立った動意はみられず、112.16円前後と前日NY市場引け値付近で小動きを継続した。最近では株価と円相場の相関性も薄れており、NY参入後の米長期金利の動向が注視されている。ポンドや南アランド絡みの取引が中心となり、112.20円前後で動意を欠いた動きとなった。米9月輸入物価指数が市場予想を上回ったことで円売り・ドル買いが出たほか、米長期金利の上昇に転じたことも相場の支えになり一時112.45円まで値を上げた。その後発表された10月全米ホームビルダー(NAHB)が市場予想を上回ったことで相場の支援材料となった。11日高値112.59円が目先の上値目処として意識されたうえ、米長期金利が一転低下したため112.20円台まで売りに押された。ユーロ/ドルの上昇に伴う円買い・ドル売りが入ったほか、米長期金利の低下などが重しとなった。

 

予想を上回る米国経済指標にも初動はドル買いとなるものの、持続性が短くドル/円の上値の重さが意識された展開となった。ただ、下値も底堅い展開となり狭いレンジ内での値動きとなった。

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