★欧州市場序盤では、米長期金利の上昇を背景に、ドルは主要通貨に対して全面高となった。一時113.06円前後にドルが続伸となったが、米長期金利上昇が一服するなかドルが軟調となった。NYダウ先物や米長期金利が下げ渋るなか、1112.80円でもみ合いとなった。ドルが欧州通貨に対して堅調地合いを維持していたことがドル/円を下支えした。低調な英経済指標をきっかけに、ポンド/円の下落につれた売りが出たほか、米長期金利の低下に伴う売りも出た。米9月ISM製造業景気指数や米8月建設支出などが強い結果となったことで一時112.90円台まで上げたものの、米長期金利が再び低下すると112.50円台まで反落した。ただ、米国株高に伴う買いが入ると下げ渋った。ラスベガスで起きた銃乱射事件にもかかわらず、米国株の続伸を受けてリスク選好の動きが継続し、ドル/円は112円台好はでもみ合いとなった。新規材料難のなかNY時間午後に入り、次第に値動きが細った。
米経済指標が良好だったものの、ドル買いが長続きしなったことや米株式市場が続伸したことはやや不思議な展開だった。ただ、113円近辺での上値の重さは確認された。ラスベガスでの銃乱射事件を受けて安全資産とされる国債が買われ、米長期金利が低下したことが上値を重くした可能性が高い。
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