FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 レンジ相場の展開!

 

★欧市場序盤では、新規の取引材料乏しいなか111.00円を意識した持ち高調整が継続した。欧州主要株価が堅調に推移、日経先物も続伸するなか、リスク選好の回復を受け、ドル/円は底堅い展開となった。米長期金利が2.213%付近で合意に乏しく、積極的にドル買いにはつながらなかった。5月ADP全米雇用報告で、政府部門を除く非農業部門雇用者数が前月比25万3000人増となり、市場予想の18万人程度増を上回ったため全般ドル買いが先行した。なお、前週分の米新規失業保険申請件数は24万8000件となり、市場予想の23万8000件程度より弱い結果となった。 その後公表された米5月ISM製造業景気指数は市場予想を若干上回ったものの、4月米建設支出が予想より弱い内容となったため、米長期金利が徐々に上昇幅を縮小すると、ドルの上値が重くなった。米国株の上昇などをながめ、米長期金利が上昇するとじわりとドル買いが強まった。NYダウが一時120ドル超上昇したことでドル買いが入ったものの、米長期金利が上昇幅を縮めると伸び悩んだ。

 

結局は、111.00-50円のレンジ相場となり、方向性に乏しい展開となった。今晩の米5月雇用統計を控え、積極的な取引は控えられると思われ、指標発表まではレンジ内に収まる可能性が高い。

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