FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 レンジ相場で方向感乏しい!

 

★欧州市場序盤では、米長期金利の低下が一服となるなか、ドル売り圧力も緩和され、113円台前半まで回復した。ドル/円は113.00円台を割り込み、一時112.90円付近にドルが続落となったが、3月1日安値112.75円水準に下値をサポートされた。欧州株が堅調に上昇幅を広げたことで、リスク回避の円買いの動きは失速した。米長期金利が上昇したこともドル買い戻しにつながった。アジア市場に付けた日通し高値113.54円が目先戻りの目処として意識されると上値が重く、米経済指標が強弱まちまちだったことから、ドル買いにはつながらなかった。米長期金利の上昇に伴う買いが入った半面、日経先物が弱含んだことが重しとなった。株式市場の下げ幅拡大に連れてリスク回避の動きが強まり113円台割れとなったが、112円台では押し目買いなどが入ったため下値も限定的だった。米長期金利の上昇に伴う買いが入ったほか、ムニューシン米財務長官が『長期的なドル高は良いこと』と述べたことが相場の支え要因となった。

 

米長期金利は上昇したものの、米ドルインデックス指数が前日比マイナス圏で推移したため戻りも限定的となった。結局、欧米市場では113.00-50円のレンジ相場で方向感の乏しい展開となった。

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