FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 ドル買い継続も109円半ばで足踏み!

 

★欧州市場序盤では、欧州株が堅調に取引を開始、日経先物も続伸となるなか、リスク選好回復を受けた円安地合いが継続した。米長期金利が上げ渋るなか、ドルは戻り売りに押されて主要通貨に対してやや軟化した。ただ、国連安保理での新たな北朝鮮制裁決議を控え、ドルの値幅は限定的だった。欧州株高を背景に、ドル/円の下押しは限定され、108.50円前後でドル反発の流れが持続した。108円台半ばでの方向感に乏しい動きが続いた。全般に様子見ムードが強まった。米長期金利の上昇などをながめ円売り・ドル買いが先行した。NYダウ先物や日経先物の上昇に伴う円売り・ドル買いも出た。米朝期金利の上昇継続やNYダウ220ドル超高を背景に円売り・ドル買いが継続した。北朝鮮を巡る短期的な地政学リスクが後退したほか、ハリケーン『イルマ』が勢力を弱めており、NYダウが270ドル近く上昇。米長期金利も上昇幅を拡大したことでドル買いが継続した。

 

欧米市場ではリスク選好の株高・ドル高・長期金利上昇となり、右肩上がりのドル買いが継続する展開となった。109.00円の節目はあっさり上抜けしたものの、109.50円では上値の重さが意識された。ただ、北朝鮮情勢に関しては、安保理での制裁採決で北朝鮮の次の行動が焦点となる。また、ハリケン『ハービー』と『イルマ』の被害状況もこれから判明することとなり、保険会社の資産売却などが注視されやすい。先週まで高まっていたリスク回避の動きからの反動の動きだったと言える。

カテゴリー: ホットニュース

カテゴリー

カレンダー

4月 2024
« 1月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ページの先頭へ