FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 ドル/円は蚊帳の外相場!

 

★欧州市場序盤では、英中銀政策委員のタカ派発言を受けて、ポンド/ドルが急伸したことに先導されてドルが軟調推移となった。対欧州通貨や対オセアニア通貨でドル売りが進み、一時111.12円と日通し安値をつけた。一旦は111.30円台まで切り返したものの、一巡後は米長期金利の上昇幅縮小を背景に再び売られた。一時は低下に転じた米長期金利が一転上昇したことを支えに再び111.30円台まで持ち直した。NY序盤は、ユーロ/ドルの上昇に主導されて、ドルが軟調に取引されたが、ドル/円の動意は乏しく111円台前半で小動きとだった。ブラード米セントルイス連銀総裁が『インフレとインフレ期待、下向きのサプライズ』『バランスシート縮小は利上げしない会合で行う可能性』『バランスシート縮小は9月開始の可能性』などと述べたが、相場への影響は限られた。 NYが午後に入り、市場参加者が減少するなか111.25円前後で値動きが細った。

 

ドル/円は、珍しく111.20-30円の超狭いレンジ内での動きとなった。これだけ動かない週末相場も久しぶりとなった。要因とすれば、欧米市場ではユーロ買いが取引の中心となり、円は蚊帳の外に追いやられたことで値動きが無かった。明日25日(日)は、1950年に朝鮮戦争勃発日となった。北朝鮮では、7月27日まで反米月間となる。そのため、明日は北朝鮮が核実験やミサイル発射を実施する可能性がある。特に核実験が実施された場合は、米トランプ大統領の言っているレッドラインを越えたこととなり、地政学リスクが高まるので注意が必要となる。

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