FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 トランプ相場復活で再度114円台トライか?

 

★欧米市場序盤では、米FRB好感によるタカ派発言を受け、3月利上げ期待が強まるなか、ドルは対円・対ユーロを中心に堅調地合いを維持した。欧州株が堅調に取引を開始したことを受け、リスク選好の円売り地合いが持続した。株高・債券安(金利は上昇)・ドル高といった『トランプ相場』の流れが維持されながらも、欧州市場ではドルの値幅は限定的だった。米長期金利が上昇幅を広げたことでドル相場を支え、アジア市場高値を更新した。米3月利上げの可能性が改めて意識されるとなか、全般ドル買いが進んだ。米長期金利の上昇や世界的な株高を背景とした買いがの流れが継続した。米2月ISM製造業景況指数が予想を上回ると一時114.04円まで上げた。全般ドル買いが一服した流れに沿って、114円台では戻り売りなどが出たため滞空時間が短かった。短時間で上昇した後だけに戻り売りなどが出やすい地合いだった。なお、カプラン米ダラス連銀総裁は『経済は緩やかな利上げに耐えられるだけの強さがある』と述べている。

 

さすがに前日111円半ばまで円高が進んだ後だけに、114.00円近辺では利益確定売りなどが出やすい地合いだったようだ。改めて米国の3月利上げの思惑が強まってきていることや、米国株が300ドル超上昇するなど、リスク選好の動きになりやすく一旦はドルの上値を試す展開となりやすい。再び114円台を試す展開となった場合、114円台での滞空時間に注目。本日は、リスク選好の動きから逆張り目線より順張り目線の方が良さそうだ。

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