FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 カタルーニャ独立問題で乱高下!

 

★欧州市場序盤では、欧州株が軟調に推移、日経先物も170円安に下げ幅拡大、また、米長期金利が低下となるなか、112.60円付近にドルが反落した。スペイン・カタルーニャ独立問題に懸念が強まりユーロ/円が下落し、ドル/円を押し下げた。米長期金利の低下や日経先物の230円安を背景に売りが再開した。NYダウ先物が160ドル超下落し、日経先物が260円下げるとリスク回避の円買いが強まった。ただ、前週分の米新規失業保険申請件数や米10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想より強い内容となったことで相場の下支え要因となった。 米長期金利の低下やNYダウの100ドル超安が重しとなり112.30円台まで再び下げたが、株価が下げ渋ると下値を切り上げた。米長期金利の低下が一服したことで円売り・ドル買いがじわりと強まった。NYダウが100ドル超安からプラス圏に浮上したうえ、米長期金利が低下幅を縮小すると112.70円付近まで上げた。ただ、トランプ大統領はFRB議長人事でパウエル氏に傾いているとの報道が伝わると一時112.42円まで失速する場面もあった。

 

欧州時間帯に入り、スペイン・カタルーニャ独立問題によるリスク回避の動きが強まり、リスク回避の円買いや株安が進んだ。しかし、NYダウはプラス圏まで回復するなど、株価の底堅さが意識される展開となった。また、112円台前半まで円高が進んだものの、その後は112円台後半まで回復するなど円売りの底堅さも確認出来る展開となった。今後数日間はカタルーニャ独立問題の報道でリスク回避の動きに振れやすい。

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