FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 イベント控えこう着相場!

 

★欧州市場序盤では、ドルに目立った方向感はみられず全般もみ合い商状。ドル/円は110円台半ば付近でもみ合いとなった。株価と米長期金利が持ち直すなか、リスク回避による円買い圧力が後退した。欧州株は全般的に下げたが、米長期金利が上昇したことでドル買いが優勢となった。欧州勢参入後は買い戻しの動きが強まった。前週分の新規失業保険申請件数が23万4000件となり、市場予想の25万件より強い内容となったことでドル買いが優勢になった。しかし、米長期金利が上げ幅を縮小するとドルは軟調推移となった。110.60円台は押し目買い買いが優勢な一方で、111.00円手前では戻り売りが厚い展開だった。米株の堅調地合いを背景に、買い意欲が意識され一時111円台を回復した。111円台では戻り売りなどがでたため滞空う時間が短かった。市場では一目均衡表転換線が位置する111.15円や前日の高値111.45円などが上値目処として意識された。トランプ米大統領が『北朝鮮について単独で行動する用意がある』と述べているほか、ティラーソン米国務長官が『アサド大統領排除への措置を同盟国で進行中』などと発言したことで、NYダウが上げ幅を縮小したことでドル売りがじわりと強まった。

 

欧米市場では、111.00円では上値の重い展開となり、上抜けしても滞空時間が短かった。一方で、11160円では押し目買いも入り底堅い展開となった。米中首脳会談や米3月雇用統計を控えて動きにくい展開となっている。アジア市場でも、110円台半ばから111.00円近辺での値動きとなりそうだ。

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