FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 『鯨』の徘徊で111.00円近辺でもみ合い!

 

★欧州市場序盤では、ドルは高安まちまちの展開。ドル/円の値幅は限定され、111.00円でのもみ合い商状となった。欧州株は大方上昇したものの、NYダウ先物が下落に転じ、米長期金利が低下したことでドル売り・円買いが優勢となった。欧州株は大方上昇したものの、NYダウ先物が下落に転じ、米長期金利が低下したことでドル売り・円買いが優勢となった。ただ、その後はNY勢待ちの展開で、111円を挟んでのもみ合いを継続した。英国が正式にEU離脱通告をした後、ポンドが買い戻されたのをきっかけにドル/円もつれ安となった。米2月中古住宅販売件数の好転を受けて切り返し歩調が再開した。ローゼングレン米ボストン連銀総裁がボストンでの講演テキストの中で、『物価や資産価格は潜在的な過熱の兆候を示唆している』とし過熱経済をつくらないためにも、一会合おきの利上げで年4回の利上げを支持することを明らかにしたことでドル買いが優勢となった。その後は、新規材料難のなか、NY時間午後に入り次第に値動きが細った。

 

昨日は値幅の少ない欧米市場となったが、本日からスポットの受け渡しが来月となることから、うごきが出始める可能性が出てきそうだ。一昨日の欧米市場では、いよいよ『鯨』が動き出し、110円前半からドル買いを始めたとの指摘もあり、まだ110円台半ば近辺で徘徊しているとの声もある。そのため、昨日の欧米市場でも警戒感は根強く、押しても110.70円前後までとなったとみる。111.00円を挟んでの横ばいで終了していることから、新規材料待ちとなっている。

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