★ドル/円は、アジア市場で、中国の12月財新製造業PMIが上振れで上昇したことを好感して、上海株が上昇、欧米株高への期待も広がり、円売りが強まった。欧州市場序盤では、米長期金利上昇を受け、ドルは対円を中心に堅調推移した。目先の上値目処として意識されていた昨年12月28日高値の117.81円を上抜けると買いが加速した。米長期金利が上昇幅を伸ばしドル買いが継続した。米長期金利上昇で、日米金利差拡大を見越した買いの流れが続き、118.30円台に上昇した。株高も相場の支えとなった。ドルは堅調地合い継続も、118.30円台からは伸び悩んだ。米12月ISM製造業景気指数が54.7となり、市場予想の53.7を上回ったほか、米11月建設支出も前月比0.9%増と、市場予想の前月比0.5%増より強かったことでドル買いが優勢となった。米長期金利が再び上昇したことも支えに118.61円と昨年12月15日高値の118.66円に接近した。12月15日の高値が上値抵抗ラインとして意識されると一転下落した。市場ではロンドンフィキシングに絡んだ円買い・ドル売りが出たとの指摘もあった。一時117.23円付近まで下押ししたものの、アジア時間に付けた日通し安値117.22円が目先サポートとして意識されるとやや下値を切り上げた。
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