★一目均衡表の基準線は、一定期間の高安の中心値であることから、その期間の損益分岐点と見ることもできる。価格は基準線9日(赤線)107.42円を上抜けしたことから、過去9日間の売買した買い方に含み益が生じていることになる。一方売り方には含み損が生じている。ただ、基準線9日が下向きとなっていることから、下落圧力が残っていると言える。
現在は基準線13日(緑線)107.91円まで上昇したものの、過去13日間の損益分岐点で売買が交錯しており、上値が重くなっている。それは買い方の『やれやれ売り』や利益確定売り、売り方の手仕舞い買いと新規売りが入りもみ合いとなっている。基準線13日も下向きとなっていることから、中心値が下がっており、売りも入りやすいと言える。
基準線26日(青線)108.500円と基準線52日(紫線)109.64円は横ばいとなってきた。基準線52日では下落⇒横ばい⇒下落⇒横ばいからみると下げの2波動目が終了した。日柄整理の時期に入っていることを示しているが、下げの3波動があるのなら、もう一段の下げ局面の可能性もある。
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