★ドル/円の一目均衡表の日足では、75日指数平滑線(紫線)と雲の上限となる111.80円を上抜け出来るかが今晩の焦点となりそうだ。5月23-28日も75日線と雲の上限が上値抵抗ラインとなり、その後下落基調となった。
一方、下値では転換線9日(赤線)の111.29円、先行スパン2(灰線)の111.23円、転換線5日(茶線:オリジナル線)の111.09円が下値支持ラインとなりやすい。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、売られ過ぎから反転し%K:27.92、%D:22.15で上向きとなってきている。
今晩は、米5月雇用統計が公表され、予想は非農業部門雇用者数:+18万人、失業率:4.4%、平均時給:前月比:0.2%となっている。昨日発表された5月ADP雇用統計が予想を大きく上回る結果となったことから、雇用者数の上振れに対する反応は限定的になるものの、サプライズ的な雇用減少には大きく反応する可能性がある。また、平均間給に市場は注目している。いくら雇用が増えても給与が増えないと、今後の消費動向などにも影響する。また、FRBが賃金に注目していることも要因となっている。
トランプ米大統領が『パリ協定』から離脱することを決定したことから、時間外のNY原油が大幅に下落している。そのため、欧米市場で原油価格の下落が継続するとリスク回避の動きにもつながりやすい。
雲の上限上抜けに失敗すると、上値の重さが意識されやすく、再び下向きのバイアスが掛かりやすいので注意が必要となる。
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