★ドル/円の日足で2016年12月15日高値118.66円と2017年9月8日安値107.29円をフィボナッチリトレースメントと白銀比率で分析する。
9月8日の安値を付けた後、半値戻し112.97円近辺まではほとんど押しもなく上昇基調を継続した。しかし、その後は上値が重くなり38.2%111.53円がサポートラインとなったものの、上抜けするのに時間がかかった。
10月20日に大陽線発生となり半値戻しを上抜けしたが、再び61.8%戻し114.32円ところで足踏みとなっている。ただ、半値戻しがサポートラインとして意識されている。
現在の114.30円台では、5月9-11日と7月10-11日が上値抵抗ラインとなり、その後は下落基調となったことで、今回もこのレベルではドル売りも多く上値を抑えている。
今回は日米金融政策の方向性が逆方向となっていることが鮮明となっており、過去2回の上値抵抗ラインとなったのとは環境が違っている。そのため、何度も上値トライとなっている。トランプ大統領は3日からハワイを皮切りにアジア歴訪に向かう。そのため、北朝鮮からの挑発行動が警戒されている。また、トランプ大統領が訪日・訪中した際に為替動向に対して貿易不均衡是正によるドル安を唱える可能性も危惧されている。さらに、トランプ政権の目玉となっている税制改革案の実現性にも不透明感が残っており、ドル買いを進めにくい展開となっていることで上値を重くしている。これらの問題が解決していくと、61.8%戻し上抜けとなり、白銀比率の70.70%戻し115.33円が次の上値節目となりやすい。
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