FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足

 

★欧市場序盤では、ドル買いの動きが加速し、ドルは113.60円台に上値を伸ばし、前日NY市場でのトランプ大統領によるドル高けん制発言を受けた下げ幅を取り戻した。米長期金利が伸び悩むにつれ、113.60円台から113.30円付近にドルが軟化した。ただ、欧州株高を背景に米長期金利が再上昇となったことにドルが支えられ、ドルは堅調推移となった。日経先物が下げに転じたほか、米長期金利の上昇が一服するとドルは113.20円台まで下げ、その後の戻りは限られた。米国の1月ADP雇用統計が+24万6000人となり、市場予想の+16万8000人を大きく上回ると、米長期金利も再上昇となってドル買いに勢いがついた。さらに、米1月ISM製造業景気指標も強い内容だったため、一時113.95円まで上値を伸ばした。前日の高値113.96円がレジスタンスとして意識されると上値が重くなり、NYダウや日経先物が下げに転じたことも相場の重しとなった。市場ではFOMCで次回利上げへのヒントがなく、ドル売りで反応したとの指摘があり、一時112.83円まで下押ししたものの売り一巡後は113円台を回復した。

 

上値では114円が意識され、下値では113円割れでは買い需要が強い展開となった。

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