FITS エコノミックレポート

ドル/円は112.00円を挟んで方向感に欠いた展開!

 

★欧州市場序盤では、ドイツPMIの好結果にも支援され、ユーロ/ドルは続伸した。ドル/円は下げ幅を縮小したものの112円台では戻り売りに押され、112.00円前後でもみ合い推移した。欧州勢参入後は、アジア時間午後から強まったドル買い戻しの流れが一服し、112.00円を挟んでやや方向感が乏しい展開となった。その後も、NY勢の本格参入や米国株の取引開始待ちの状態でもみ合い商状が継続した。北朝鮮を巡る地政学の高まりからNYダウの軟調や米長期金利の低下幅拡大を横目に111.80円台まで下落した。しかし、米長期金利が低下幅を縮めたことなどをながめ円売り・ドル買いが出た。一時112.15円まで上げたものの、200日線の112.16円が意識され、じりじり上値を切り下げた。

 

NY市場引け間際に米格付け会社ムーディーズが英国の格付けを『Aa1』から『Aa2』に引き下げる発表したことでポンドが急落した。NY市場ではポンド絡みの取引が中心となった面もあり、ドル/円に関しては方向感のない相場が続いた。英国の格下げの影響が週明けのオセアニア時間帯でどの程度出るかが注目される。ちなみにNY引け20分では戻り基調で引けているが、短期筋の朝一の仕掛けが出るかどうかがカギとなる。

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