FITS エコノミックレポート

ドル/円は10日線が下値支持!

 

★ドル/円の日足では、10日線(黄線)112.42円が下値支持ラインとなり、5日線(赤線)112.60円の攻防となっている。

ただ、前日ロウソク足に対して上値・下値切り下げとなる下落基調となっていることから、再び10日線トライとなる可能性は残る。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:85.97、%D:84.73と高値圏で横ばいとなっている。

9月の日銀短観では大企業・製造業の業況判断DIが+22となり(前回は+17)、4期連続で改善した。
先行きの12月予測も+19と前回の+15からプラス幅を拡大させ、2007年以来の高水準となっている。過去実績として9月短観で現状判断と予測が揃って前期比プラスとなった年には、年末にかけて日本で株高とリスク選好の円安が支援されやすい。
具体的には過去の9月短観で、2000年、2005年、2013年、2016年の各年で現状と予測の前期比プラスが観測された。この全てのケースでドル/円は各年の7-9月期のドル安値に対し、10-12月期のドル安値が上回る『年末ドル高』のパターン繰り返されている。
今年は7-9月のドル安値が107.32円前後となっており、年末にかけては同水準が『今年のドル底値』となる可能性が意識されやすい。

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