★ドル/円の長期トレンドを見ていく上では、17カ月線(赤線)と34カ月(青線)が分かりやすい組み合わせとなっている。
今年1月に17カ月線と34カ月はデッドクロスし、かい離幅を広げながら17カ月線低下していることから、長期的には下落基調となっている。
17カ月線は、現在109.08円に位置しており、下値サポートとして意識されている。ただ、しっかり下抜けするようなら、17カ月線がレジスタンスラインとなり、下落基調が早まる可能性がある。
上値では34カ月線の114.44円がレジスタンスとして意識されており、何度も上抜けトライしたが押し戻される展開となった。
7月のロウソク足は34カ月線が上値抵抗ラインとなり上引き陰線となった。8月は7月安値11.17円を下抜け、上値・下値切り下げ下落基調となっている。
一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:58.90、%D:61.50で横ばいとなっている。ストキャスティクスは、トレンド発生時には多々ダマシが発生しやすいものの、珍しく横ばいとなっており、まったくトレンドが出ておらず、方向感がつかみにくい展開となっている。
今後の注目点とすれば、17カ月線をしっかり下抜けるのか、それとも34カ月線を上抜けするかが焦点となる。ただ、トレンド的には2015年6月高値から2016年12月高値で上値を切り下げていることから上値を切り下げる下降トレンドとなっている。
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