FITS エコノミックレポート

ドル/円は狭いレンジ内での値動き!

 

★欧州序盤では、欧州株式市場がほぼ全面高で、リスク選好的なドル買い・円売りに振れやすい地合いとなったが、利益確定売りも強く、ドルの上昇を抑えた。欧州勢参入後も、値幅は限定され、NY市場終値付近でもみ合い推移。111円台前半では上値を抵抗され小幅レンジ内で推移した。米長期金利が上昇幅を縮めるにつれ売りに押された。欧州主要株価が堅調に推移するなか、ドル/円も110.80円前後で下げ渋る展開となった。米5月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)や4月住宅販売保留指数などが予想より弱い結果となり、米長期金利の低下とともに売りがが強まった。NYダウや日経先物が弱含んだことも相場の重しとなった。米長期金利の低下などが相場の重しとなった。FRBはベージュブックを公表し『経済活動は大半の地域で穏やかもしくはゆるやかなペースで拡大している』と指摘した一方、『物価圧力はほとんど変わらず』とし鈍いインフレトレンドから抜け出す兆候はほとんど見られないと指摘した。米長期金利の低下とともに売りが加速したが、シカゴPMIの結果が市場予想を上回る59.4に訂正されると下げ渋り、引けにかけては110.70円台まで買い戻された。

 

NY時間では上下に動いているものの、110.50円近辺では本邦実需筋の買いも根強く下値をサポートしている。一方で、111.00円台では上値が重くなる狭いレンジ内での動きとなっている。本日も110.50-111.00円近辺での動きとなりそうだ。

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