FITS エコノミックレポート

ドル/円は値動きの乏しい静かな展開!

 

★欧州市場序盤では、先週後半の米FOMC以降に強まったドル売りの流れが持続したが、ドル/円の値幅は限定され、ドルは112.65円付近と先週末NY市場引け値水準でもみ合った。その後、全般ドル売りが進んだ流れに沿って、一時112.43円まで下げたものの、下値の堅さを確認すると下げ渋った。欧州市場では、ドル/円を中心にドル買い戻しの流れが持続した。欧州株安、米長期金利が横ばいとなるなか、持ち高調整とみられるドル買い戻しが全般に優勢となった。米長期金利の上げ渋りのほか、米ミネアポリス連銀カシュカリ総裁による米労働市場やインフレへの慎重発言などでドル高が抑制された。米長期金利の低下を受けて一時112.60円付近まで値を下げたが、NYダウが強含んだことが支えとなり下押しは限定的となった。米長期金利が再び低下したほか、クロス円が下落したことに連れた面もあり、安値圏まで押し戻された。

 

全般材料難のなか方向性の乏しい値動きとなったが、方向的には安値引けとなっており、アジア市場でも下値模索の動きになりやすい。

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