FITS エコノミックレポート

★ドル/円日足では、200日線（紫線）の110.38円や、ダブルトップネックラインの110.21円を下抜け、110円割れとなった。次の節目は4月24日安値109.61円近辺となる。さらに下抜けし場合は、4月21日の窓埋めとなる109.42円も節目となりやすい。そして、そこも下抜けした場合は、4月17-19日の下値支持ラインとなった260日線（茶線）の108.73円となる。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、%K：5.88、%D:13.06とかなり売られ過ぎとなる過熱感が出ているが、%Kと%Dが下向きとなっているうちは下向きバイアスが継続する。

当面為替市場に大きな影響を与える可能性がある重要イベントである英総選挙、前FBI長官の議会証言、ECB理事会などが週後半に控えていることから、リスク選好的な円売りは目先的に抑制される可能性がある。また新たなドル買い材料が提供されない場合、ドルの上値は重くなりそうだ。