★ドル/円の中期的なトレンドを示す週足では、各移動平均線を下抜けしていることから、ドルの買い方には概ね含み損が発生していることになる。また、三尊天井のネックラインとなる110.82円を下抜けしており、大きな下落基調となっていないものの、上値の重さが意識される。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:10.50、%D:24.03とかい離幅を広げながら両線とも下向きとなっている。
米長期金利は上昇しているものの、現段階では戻り売り目線となる。また、中期的にも買い方に含み損が発生していることから、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』が入りやすく上値の重しとなりやすい。
米国では週末上院議会でつなぎ予算案が否決されたことで、一部政府機関が閉鎖されたが、現段階では大きな影響がないということで過剰なリスク回避の動きにはつながっていない。ただ、今後つなぎ予算案について、共和党・民主党での妥協案が難航するようだと、徐々にリスク回避の動きが強まる可能性が残る。アジア市場では、欧米市場での影響度合いが分からないこともあり、様子見姿勢が強まっている。
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