FITS エコノミックレポート

ドル/円は一目均衡表の雲の下限で止まるか!

 

★ドル/円の一目均衡表の日足では、基準線(青線)の下限に位置しており、転換線5日(茶線)転換線9日(赤線)は下向きとなってきた。基準線を下抜けしたことで、基本的には売り目線となる。基準線は現在横ばいとなっているが、下向きとなると基調が強まる可能性がある。

また、先行スパン2(灰色:当日まで引き戻す)は52期間の中心値であるが、やはり下抜けしてきている。さらに、遅行線(緑線)も26期間手前のロウソク足を下抜けした。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:19.18、%D:19.24と売られ過ぎ過熱感がある。しかし、再び%Kが%Dを下抜けしていることから、再び下落基調となっており底這い状態となりやすい。

 

下値では、雲の下限が下値支持ラインとして意識されやすいことから110.37円(27日現在)近辺では下げ止まりやすい。

 

FOMCの声明文公表から米長期金利の低下につれて円高・ドル安となっている。大きなイベント後は24時間が重要な時間帯となる。アジア時間帯では、ドル売り・円買いとなり111円割れでの推移となっている。しかし、アジア市場でポジション調整が済んだ場合、欧米市場では反対の動きになる可能性もある一方で、円高の動きが加速する場合もあり、警戒が必要となる。

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