★ドル/円の中期的なトレンドとなる週足では、上値114.50円と下値107.90円のレンジ相場が2017年以降続いていた。そのレンジ相場を下抜けしたことになり、下押し圧力が強まる可能性がある。2月16日に大陰線を付け下抜けした後、2月23日週と3月2日週にレンジ内への戻りを試したが、結局は戻りきれず今週下押ししている。そのため、現状はレンジ下抜けとなり、下落圧力が強い。
13週線(赤線)109.65円、26週線(青線)111.12円、52週(緑線)111.02円、200週線(紫線)112.67円を全て下抜けしており、中期的投資家には全て含み損が発生している。そのため、戻りでは上値の重しとなる。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、%K:8.82、%D:10.42まで低下しており、かなり売られ過ぎ過熱感があるものの、ストキャスティクスはトレンドが出ている時は、ダマシが多発して戻り基調では戻り売りのタイミングになることがある。
現在のロウソク足でも、上ヒゲ陽線の『トンカチ』の形になっていることからも、上値の重さが意識されるロウソク足になっている。
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