FITS エコノミックレポート

ドル/円の移動平均線に迷ったら!

 

★相場を見るうえで移動平均線は重要なツールとなる。一般的には5日、25日、75日、200日線を使用することが多い。ただ、目線を変えて45日(赤線)75日(緑線)90日線(青線)を使用していみると、結構トレンドをつかみやすい。相場を見ていくうえでは、上げ下げの中を上昇トレンドなのか、それとも下落トレンドなのかで戦略が変わる。要するに買い目線なのか売り目線なのかである。買い目線なら押し目買い、売り目線なら戻り売り戦略となる。

各ラインが上値抵抗・下値支持してくれて反発や反落するのが分かりやすい。ただ下落時でも上げ下げのなかで動いているし、上昇時でも同様のことが言える。

そのため、参考コンテンツとして使用するのが、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)である。下落基調では、戻り上値に各移動平均線が位置している際に、ストキャスティクスに過熱感があると上値の移動平均線がレジスタンスラインとなりやすい。また、上昇基調では、下落した際に各移動平均線が下にある時に、売られ過ぎの過熱感がある時はサポートラインとなりやすい。

 

現在は、各移動平均線を下抜け上値を45日円がレジスタンスラインとなっており、下落基調の初動となっている。さらに、ストキャスティクスの%Kと%Dがかい離幅を拡大して下向きとなっている。このまま、75日線と90日線がデットクロスするようならば、一旦下値模索の動きとなりやすい。3月14日をピークとして、17日まで上値・下値切り下げの動きとなっていることから、下落基調は継続している。まずは上値または下値が切り上げの動きとなるまではこのトレンドは維持されやすい。2月28日安値111.66円を下抜けすると、トレンド的には下値切り下げとなるので注意。現在は値ごろ感からのドル買い・円売りには注意が必要となる。

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