FITS エコノミックレポート

ドル/円の欧米市場動向:5分足 何とか113円台はキープ!

 

★欧州市場序盤では、前日のNY市場でトランプ大統領発言『目を見張るような税制改革案を数週間以内に発表する』を受けた『トランプ相場』が息を吹き返した流れが進展、ドルは対円を中心に全面高で取引された。欧州株や米長期金利が伸び悩むなか、ドルの上昇は一服、ドルは113.86円前後から113.50円台に軟化した。日米首脳会談を控えて様子見ムードが強いなか、113.50円台でのもみ合いが続いた。米国の1月輸入物価指数は前月比+0.4%、前年比+3.7%となり、市場予想の前月比+0.3%、前年比+3.4%を小幅に上回ったことで、ややドル高に振れた。米長期金利の城主尾幅が拡大したことで113.70円台まで買われた。米長期金利が上昇幅を縮小したことや、日経先物が110円安まで下げたことも重しとなり、一時113.01円と本日安値を更新した。日米首脳会談後の共同声明では、トランプ大統領が為替問題に言及したタイミングで一時112.83円まで下げたものの、中国に対する質問への回答だったこともあり、その後は直ぐに113.50円台まで買い戻された。持ち直しの動きとなったが、引けにかけては戻り一服から上値の重い展開となった。

 

日米首脳会談では、トランプ大統領が為替問題に言及したことで、一瞬波乱含みとなったが日本に対するものではなかったことから、持ち直しの展開となった。何とか無難に共同声明も終わり、市場に漂う緊張感もやや後退した形となった。ただ、引けにかけては上値の重い展開となり安値引けとなったことから、週明けはやや円高スタートとなる可能性がある。この週末に、メディアが今回の日米首脳会談の状況を詳しく解説をしてくれるだろう。

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