★週初にエルドアン大統領がリラ預金の保護策やリラ建て国債の免税を含む新たなリラ支援策を発表すると、一気にショートカバーが進みパニック的にリラ買い・円売りが強まった。その後も、クリスマスウィークで市場参加者が減少して流動性が薄くなっている中で、短期投機筋などの売買によりリラは不安定な動きが続いている。
今回のトルコリラ/円の乱高下で上値を抑えたのは、下向きの週足13週SMA(赤線)の10.448円がレジスタンスとして意識され上げ止まる展開となった。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、低水準から%DがSlow%Dを上抜け上向きになってきていることから、一旦は戻り基調となっていることを示している。
そのため、再び上値トライとなった際は、13週SMAが上値目処として意識されやすい。
一方で、下値で意識される価格は、11月6日週安値12.03円と2月19日週高値15.28円の値幅15.28円の値幅3.25円を11月6日安値から差し引いた、逆倍返しとなる8.78円や逆3倍返しの5.53円が相場の節目になりやすい。
リラを増刷して補填していくことは、国内のインフレ高進を招くことになる。そして、マイナス金利の拡大からさらにリラは売られる可能性が高い。そうなると悪循環のスパイラルに陥ることになる。
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