★トルコでは、昨日1月消費者物価指数(CPI)が発表され前年比で12.15%と市場予想の+11.90%と前回値を上回る結果となった。そのため、政策金利が11.25%であることで実質金利とのマイナス幅も拡大した。よって、マイナス金利幅分トルコリラは通貨安となりやすい。そのため、2月19日のトルコ中銀の金融政策決定会合への注目度が高まる。通貨安を抑えるには、政策金利の引き上げが必要となるが、エルドアン大統領の金融政策方針に異を唱えることになる。
また、世界的に新型コロナウイルスの感染が拡大している。トルコでの感染者は現段階では報告されていない。しかし、同国は観光業が主要産業なだけに、感染者が確認されると経済への打撃も大きくなる可能性がある。
トルコリラ/円の日足では、下向きの5日SMA(赤線)の18.1778円がレジスタンスとなり、下落基調が継続している。また、10日SMA(黄線)も下向きとなっていることで、上値を抑える可能性が高い。
ただ、心理的な節目となる18.00円近辺まで下落しており、押し目買いも入りやすい。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%D:14.53、Slow%D:15.82とやや売られ過ぎ過熱感は出ているが、5日SMAや10日SMAを上抜けするまでは下落基調が継続する。
押し目買いを入れたくなるところまで下落しているものの、トルコリラ買い材料が少ないことから、安易に値ごろ感で買いを入れるのは注意が必要となる。まずは、5日SMAを上抜けするまでは様子見としたい。
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