トルコでは新たな新型コロナ感染者数が4600人超増加し、合計感染者が9万5500人を上回った。感染者累計が10万人に達しようとしているなか、エルドアン・トルコ大統領は昨日、感染拡大が落ち着きを見せ始めており、ラマダン終了後の5月後半には通常生活が取り戻せるとの見方を示した。緩い抑制策に感染の広がりが加速する懸念さえある。トルコ中銀は本日(日本時間:22日20:00)、政策金利である1週間レポレートを発表し、現行9.75%から9.25%程度までの利下げが市場予想の中心値となっている。ただし、昨年7月からの緩和局面で7回の利下げを実施したトルコ中銀は、今年2月を除き予想よりも大きい引き下げ幅を発表してきた。今回も利下げ幅が注目される。 利下げ幅が市場の見込みより大きければ、実質金利マイナスが再度嫌気されて対ドルを中心にリラ売りが強まる 可能性が高い。
トルコリラ/円は13.35円と史上安値を更新していることから、下値模索の動きになっている。心理的節目とするれば13.00円などが下値目途として意識されるも、そこから反転上昇トレンド入りとなるとは思えない。トルコリラ/円の日足で、12日EMA(指数平滑線、赤線)と26日EMA(青線)で分析する。12日EMAが26日EMAの下方にあり、両線とも下向きとなっていることで下落トレンドが継続している。また、ロウソク足が12日EMAの下方に位置していることから、下落の勢いは継続していることになる。
MACD(パラメータ:12、26、9)では、年初から上値を切り下げる展開となっている。かなりゼロラインからかい離してきたことで、値ごろ感の買いが入りやすい地合いにはなっている。
まとめると、何処で下げ止まるかは史上安値を更新していることから、見通しがつかない。そのため、ロウソク足が12日EMAを上抜けまでは下落基調が継続する。26日EMAもレジスタンスとして意識され下落してきたことで、ロウソク足が明確に26日EMAを上抜けるまでは売り目線となる。12日EMAと26日EMAがゴールデンクロスするまでは、下押しバイアスが強そうなので戻り売り目線で見ていきたい。
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