FITS エコノミックレポート

トルコリラ/円は中期トレンドでも再び下落基調!

 

★昨日、英紙FTが『トルコ中銀はここ数週間、短期スワップ取引を利用し外貨準備高を積み増していた』と報じると、市場では『十分な外貨準備がないため、通貨が下落しても為替介入に踏み切る余力がない』と受け止められた。また、トルコと経済関係で結びつきが強い独の4月製造業PMI速報値が44.5と低調だったことも重石となり、リラ売りにつながった。

トルコリラ/円の中期トレンドを示す週足では、52週SMA(緑線)は緩やかに下落基調にあり、13週SMA(赤線)26週SMA(青線)がデッドクロスしてきており、下落基調が継続している。

そのため、戻りでも13週SAMの20.24円や26週SMAの20.54円が上値の重石となる。

さらに、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%Dが%SDを下抜けかい離幅を広げながら両線とも下向きとなっていることで、下落の勢いが強いことを示している。

また、1月4日週の安値18.02円を下抜けすると、下落の勢いが増す可能性もある。

短期的に戻りがあっても、中期的とトレンドは下落基調にあるため、注意する必要がありそうだ。

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