★10日にトルコのアルパイラク財務省が、高インフレと通貨安の打撃を受けている経済を再活性化させるための改革計画を発表し、税制改正のほか、民間銀行に280億リラ相当の政府債を与えるなどの方針を示した。しかし、目新しい内容でもなかったことから発表後にはトルコリラが売られた。ただ、『食品インフレに関する構造的政策を行い、恒久的なインフレ低下をもたらすだろう』とインフレ対策に言及すると一転して買い戻しが広がった。
トルコリラ/円の日足では、年初は100日SMA(赤線)がサポートとなり200日SMA(青線)がレジスタンスとして推移していた。しかし、100日SMAを下抜けすると、今度はレジスタンスとなり上値を抑える展開となっている。3月22日から4月にかけてボラティリティが高まったが、その際も100日SMAがレジスタンスとして意識された。現在は徐々に値幅が縮小しており、マグマが溜まっているような不気味な展開となっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%Kが%Dを下抜け両線とも緩やかに下向きとなっていることから、下落基調が継続している。
再びボラティリティが高まった際は、100日SMAと200日SMAがキーポイントとなりやすい。
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