FITS エコノミックレポート

トルコリラ/円のプラス3σの動向に注意!

 

★トルコ中銀は、3会合連続の利下げを実施し、その間に合計400ベーシスポイントも金利を引き下げた中銀は、来月会合では利下げ終了を見極めるとした。ただし、金融緩和が商業用ローン拡大に効果的との考えを示しており、今後も緩和スタンスの継続は確実である。インフレ高に対処するため引き締めに転じるという雰囲気は全く感じられず、リラの買い難い展開が続く。

 

★トルコ/円のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)日足では、マイナス3σまで下落しており、強い下落基調となっている。

また、プラス3σのバンドも外側に拡張しており、エクスパンション的な動きになっている。

一目均衡表の雲も徐々に上値を切り下げる動きになっており、先行きはレジスタンスとして意識される。先行スパン1と先行スパン2のネジレ後は、先行スパン2が横ばい⇒下落⇒横ばい⇒下落しており、下落3波動目になっている。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、低水準で%DとSlow%Dが横ばいになっており、現状では戻りの兆しは出ていない。また、モメンタム系オシレーターのため、下落トレンドが継続すると底這いするような動きが続きやすい。

テクニカル的には、プラス3σが外側に拡張している間は下押しバイアスが強いことを示している。そのため、プラス3σが横ばいになってくるまでは下落基調が続きやすいので、値ごろ感によるトルコリラ買いには注意が必要となる。

 

カテゴリー: ホットニュース

カテゴリー

カレンダー

4月 2024
« 1月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ページの先頭へ