★懸念される新型肺炎による中国発の世界経済停滞だが、トルコの繊維・アパレル産業にとってはチャンスとなっている。繊維製品の世界最大の輸出国である中国で新型ウイルス感染が拡大し、一部の欧州アパレルメーカーは中国からトルコへの生産シフトを検討している。アナリスト試算では、トルコの繊維業界にとって年間で約20億ドルの注文増も期待できるとしている。
トルコリラ/円の日足では、上記の好材料から反転したものの5日SMA(赤線)の18.200円と10日SMA(黄線)の18.208円がレジスタンスとなり上値を押させる展開となっている。上抜け出来ると、25日SMA(青線)の18.369円までの上昇が期待できる。この25日SMAは2月6日にレンジスタントして意識され下落基調が強まった。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は%DがSlow%Dを上抜けしてきており、両線とも緩やかに上向きとなっていることから上向きバイアスが強まってきている。
まとめると、18.00円前後が底値となり戻り基調となっているが、5日SMAと10日SMAを上抜け出来るかを確認する必要がありそうだ。そのため、現在の投資判断は『様子見』としたい。もし、下押ししても、18.00円近辺がサポートとなりやすい。一方2月6日高値18.39円を上抜け出来ると、ダブルボトムネックライン越えとなり上昇基調が強まる可能性がある。
トルコにとっては買い材料が出ているが、実際に中国からトルコへのシフトが現実化する可能性が高まらないと思惑だけでは買いにくい。
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