★トルコリラ/円は、米国と北大西洋条約機構との緊張の高まりを嫌気して下げ足を速めている。米感謝祭や年末を睨んだ投売りがも出ている模様となっている。今後気をつけなければならないのは、11月27日から開始されるレザ・ザッラブ氏の裁判である。同氏は、イランとトルコの両方の国籍を保有しているが、米国がイランの経済制裁中に、トルコを経由して、イランに金や外貨の調達の援助をしたとして、マイアミで逮捕されている。しかも、この裏で、エルドアン大統領が関与していると言われており、もしこの事実が裁判で明らかになった場合、エルドアン大統領は米国では犯罪者となる。さらにこのスキャンダルに関与していたトルコのザーフェル・チャールヤン元経済相やトルコのハルク・バンクの副頭取であるアッチラ氏も逮捕されており、一部司法取引に応じる可能性が指摘されている。この問題が大きくなった場合、よりトルコリラに対して売り圧力が強まる可能性があるので注意が必要となる。
トルコリア/円のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1、±2、±3)では、スクイーズ後エクスパンションしている。ここで注目する必要があるのは+3σの動向である。+3σは拡大基調となっており、下落基調の勢いを示している。そのため、+3σが下落してくるまでは下落リスクが高い。買いシグナルが出るのは、+3σが下向きとなり、次に-3σが上向きになることである。
また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は%K:9.84、%D:16.91とかなり売られ過ぎ過熱感が出ているものの、下落トレンドがしっかりしていることから、ダマシとなる可能性もあるので注意が必要となる。
週足からは、下げ止まる兆候が出ていないので、下落基調が継続する可能性が高い。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 1月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |