FITS エコノミックレポート

★10月以降のトルコリラ/円の日足では、転換線9日（赤線）、基準線13日（緑線）、基準線26日（青線）、基準線52日（紫線）を全て下抜けしたことから、短中期での売買では買い方に含み損が生じている。価格帯別出来高でも、出来高の多い29.00-29.50円を下抜けしてきている。

そのため、もう一段の下落となると上値での買い方の手仕舞い売りが入りやすくなる。

ロウソク足でも、上値・下値を切り下げながら5連陰となっており、徐々に陰線が大きくなっていることから、下落基調に勢いがついてきた可能性がある。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）も、％K：12.53、％D：19.33と売られ過ぎ過熱感はあるものの、両線とも下向きとなっていることから、下落基調が継続している。

売られ過ぎ過熱感はあるものの、下落基調は継続しており持ち直しの兆しが出ていないことから、トルコリラの買いは慎重姿勢が必要となる。