FITS エコノミックレポート

グローバル製造業PMIが先行して下落していた!

 

★世界的な製造業の景況感を示すJ.P.モルガン.グローバル製造業PMI(購買担当者指数)では、17年12月31日がピークとなり下落基調となっていた。まず反応したのはドル/円相場で1月8日が戻り高値となり円高基調が強まった。その後、日経225が1月23日にピークを打ったほか、NYダウも1月26日にピークとなり下落基調となった。

 

過去においては、2015年から2016年に製造業PMIが上下に変動しながらも高値・下値を切り下げたことで、為替市場や株価市場は同様に上下に振れながらの値動きとなっている。2016年5月末を境に上昇基調となったことから、リスク選好の円安、株高となった。

 

現在グローバル製造業PMIは下落基調となっていることから、リスク回避の円高と株安に傾いている。グローバル製造業PMIが再び上昇するような動きにならないと、リスク選好の動きになり難いことを示しており、当分の間ドル/円や株価の上値が重い展開が続きそうだ。

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