FITS エコノミックレポート

グローバルびっくり指数では世界景気減速傾向!

 

★シティグループが算出しているエコノミック・サプライズ指数(びっくり指数)は、各種経済指標と事前予想との食い違い(かい離幅)を指数化し、ゼロ(予想通り)を挟んで、上下(プラス・マイナス)で示した指数である。雇用や生産などの各種経済指標が事前の市場予想と比べてどうだったかを指数化したもので、実績が予想を上回れば指数は上昇、逆に下回れば下落する仕組みとなっている。

この指数は市場の期待値に対して上回るものが多いのか、それとも下回るものが多いのかを示す指数である。市場の期待値に対して上回る指標が多ければ当然に株価や通貨が高くなりやすい。一方で、市場の期待値を下回り続けると、市場参加者が景気の先行き懸念が生じることから、遅行して株価や通貨などが下落しやすい。

 

先進10カ国は▲28.1、新興国は▲31.2と共にマイナス圏にあり、経済指標は市場予想を下回る結果が多いことを示している。そのため、世界的に景気減速感が強まっていることを示しており、下向きリスクが高まっている。

そのため、米国の金融政策を横目に世界的に金融緩和の流れが強まる可能性がある。

 

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