FITS エコノミックレポート

エンベロープから見る日経225の年初来動向!

 

★エンベロープ(移動平均線かい離率バンド)は移動平均線に対して一定のかい離を持つ伴線を引いてバンド(帯域)を表示したものである。株価が基本的に移動平均線に絡みつくように動き、バンドの範囲内に収まる習性に着目し、移動平均に対するかい離が拡大したとこで逆張りすることを基本コンセプトとしている。しかし、特定の状況においては、株価の伴線への到達を、それまでの株価レンジを逸脱して大きなトレンド形成に至る前兆と捉え、トレンド追随の売買シグナルと見る場合もある。

21年年初から日経225をエンベロープ(パラメータ:25日、±1%、±3%、±6%)で分析すると、±3%近辺や±6%近辺で転換するケースが多いことが分かる。

プラス3%を上抜けるとプラス6%前後まで上昇する一方で、プラス3%がレジスタンスになるとトレンド転換することが多くなっている。下押しでもマイナス3%近辺を明確に下抜けるとマイナス6%近辺まで下落する一方で、マイナス3%がサポートするとトレンド転換することが多い。

今回もマイナス3%を一気に下抜けたものの、マイナス6%近辺まで下落した後はもみ合いながらも反転基調となっている。

要するに市場ではトレンドの転換として、25日SMAに対しての前後±3%、±6%のかい離が注視されている可能性が高い。

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