★下落基調となっているトルコリラ/円ではあるが、一旦下げ止まりを見せている。これは、EUが挙げるタックス・ヘイブンリストに指定される恐れがあったが、トルコがEUに書簡を送り、問題解決への決意を示したことで、EUによるタックス・ヘイブンのブラック・リスト指定を回避できる可能性が高まったことなどが一因となっている。ただ、レザ・ザッラブ氏のイランほう助疑惑を受けた裁判が本格化する。一部ではこの件に関しては、エルドアン・トルコ大統領が関与していると目されており、関与が認められると対米国との外交問題が複雑になる可能性がある。そのため、本当に下げ止まったかどうかは裁判の動向次第となる。
8月17日以降のトルコリラ/円の日足では、32円近辺、30円半ば近辺、29円前半近辺に出来高が多い価格帯があり、戻り基調では買い方からの『やれやれ売り』が入り上値を重くすしやすい。また、一旦下げ止まったことから、現在の28円半ば近辺でも出来高が増えており、もう一段の下落局面ではストップロス的な動きになりやすい。
トルコリラ/円が下落基調なか、5日線(赤線)28.34円や10日線(黄線)28.60円が上値抵抗ラインとなって下落してきた。
現在は5日線を上抜けしているものの、10日線がレジスタンスとして意識されやすい。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:6.62、%D:5.26とかなり売られ過ぎ過熱感が出ている。そのため、一旦買い戻しが入りやすい地合いとなっている。
米国の裁判次第では、再び下落基調を早める可能性があるので、十分注意する必要がある。
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