FITS エコノミックレポート

★くりっく株３６５DAX指数の日足では、75日線（緑線）13154円と1月18日安値13137円のダブルトップネックラインの攻防となっている。

前日は、アジア・欧米株式市場が全面安となったことから、DAX指数も75日線とダブルトップネックラインを下値支持ラインとなりつつ、上ヒゲ陰線となった。

また、目先の上値では25日線（青線）13240円が位置しており、上値では5日線（赤線）13333円や10日線（黄線）13375円が上値を抑えている。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、過熱感のない中％Kと％Dは両線とも下落基調となっており、下落基調となっている。

ただ、懸念されていたトランプ大統領の一般教書演説も無難に終了したことから、アジア株は概ねプラス圏へ上昇した。ただ、日本株は後場から円相場が強い含んだことで、海外の投機筋の売りが優勢となった。また、米長期金利の上昇や割高懸念が強まっている米株の行方が気がかりとして、買い手控える投資家も多かった。一旦は日本株も落ち着いた動きとなったものの、結局は6日続落となるなど、不安定さが残っている。欧州市場では経済指標も多く発表されることから、経済指標に左右される可能性が高い。また、レーン・アイルランド中銀総裁やクーレECB理事の講演も予定されており、テーパリング（出口戦略）やユーロ高に関する発言などで市場が振れる可能性もあるので注意が必要となる。