FITS エコノミックレポート

★くりっく株３６５DAX指数は五連陰となっている。陰線五本とは、5日連続で陰線が出ているチャートのことで、5本の陰線が横ばいまたは、それに近い状態にあることを示す。上昇相場の天井付近において、陰線が5本続くということは、売り方の勢力が強くなっているものの、まだ買いエネルギーも残っているため、横ばい状態になっていると考えられる。しかし、この状態では買いエネルギーが弱まり、下げ始めたところで、最後に買い方から総投げする可能性が高いと言える。

基準線52日（紫線）が下値支持ラインとなり陰線ながらも横ばい推移としているが、上記のように買いエネルギーが出尽くすと総投げとなる可能性がある。ひとつの節目では基準線52日を下抜け、なおかつ基準線13日（緑線）を下抜けてくると黄色信号が灯る。また、出来高の多い1万3000円付近を下抜けると、買い方からの手仕舞い売りが入りやすいので注意が必要となる。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、％Kと％Dが緩やかに低下傾向にあり、下落基調を示している。

五連陰となっていることには注意する必要がある。昨日も上ヒゲを出したものの、引けにかけては安値引けとなっていることも売りが優勢となっていると思われる。