FITS エコノミックレポート

くりっく株365 日経225:60分足分析!

 

★1月16日以降のくりっく株365日経225の60分足では、240時間線(茶線:日足では10日線)が下値支持ラインとなり、120時間線(赤線:日足では5日線)一目均衡表の雲の上限を上抜けしていることから、上昇基調は継続している。ただ、2万4000円前後では、利益確定売りに押され上ヒゲをつける展開が続いている。

 

米国市場では、NYダウは53.91ドル高の26071.72、ナスダックは40.33ポイント高の7336.38で取引を終了した。米下院議会で2月16日までの暫定予算が可決されたことから朝方は小幅上昇して寄り付いたものの、上院での採決が難航するとの見方から一時70ドル超下げる場面もあった。政府機関閉鎖への警戒感は残るものの、閉鎖された場面でも短期で株式市場に直接的な影響はほとんどないとの楽観的な見方から、米企業決算への期待が強く引けにかけてやや上げ幅を拡大する展開となった。VIX指数は12.22から11.27へ低下した。

 

価格帯別出来高では、2万3800円付近から2万3950円付近で出来高が多いことから、一旦含み損を抱えた買い方からの『やれやれ売り』が入りやすく、2万4000円近辺で上値の重しとなっている。一方で、出来高の多い価格帯の上方に位置していることから、出来高の多い価格帯では押し目買いに下値では支えられていることを示している。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン上で横ばいとなっていることから、トレンドレスの状態となっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、下落基調だったが、%Kが%Dを上抜けしてきていることからもみ合い相場ながらも戻り基調となっている。

 

節目となる2万4000円では、利益確定売りで上値の重い展開となっており、新規の材料待ちの状態となっている。2万3000円の節目上抜けでも、一旦簡単に上抜けしたもののその後は長くもみ合った後上抜けした。26年ぶりの高値圏まで上昇してきたことで警戒感もあり、利益確定売りを吸収するまではもみ合い相場が継続する可能性が高い。例年1月後半から3月中旬にかけては国内の企業や金融機関から期末をにらんだ持ち合い解消売りが出やすい。特に今年は株価の水準が高いことから、例年以上の規模の解消売りが出るとの警戒感も市場にある。また、海外投資家が年初から1兆円売り越していることも、上値を重くしている。

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