★日本のお正月休み中に仕掛け的な円高・株安があるのではないかとの心配もあった。しかし、米国の税制改革による企業業績の改善期待などもあり、全般株高で日本市場を迎えている。
12月29日以降のくりっく株365日経225の60分足では、節目となっていた2万3000円を上抜けてきた。
本日オープニングから雲のネジレがあり、加速や反転など節目になりやすい。各移動平均線は2万2900円前後に集中しており、買い方優位の展開となっている。
米国株式市場は、NYダウは98.67ドル高の24922.68、ナスダックは58.63ポイント高の7065.53で取引を終了した。アジア・欧州株が概ね全面高となるなか、米国株も買いが先行した。米企業業績の先行き期待感などから幅広い銘柄に買いが入った。特に証券会社による投資判断の引き上げを高官してIBMなどが相場をけん引した。FOMC議事録では、数人の委員が足元の低調なインフレ基調に懸念を示した一方で、減税による更なる経済成長が指摘された。大半が年内の緩やかな利上げ継続を支持する見方を示した。発表後の相場は上げ幅を拡大する展開となった。主要三指数が揃って最高値を更新した。VIX指数は9.77から9.15へ低下した。
価格帯別出来高では、2万3100円近辺で出来高が多くなっており、下値支持ラインとなりやすい。ただ、2万2900円から2万3100円まで出来高が少ないことから、この価格帯では値動きが激しくなりやすいので注意が必要となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でMACDとシグナルは上向きを維持しているが、ややかい離幅が縮小してきていることは気になるところだ。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:84.59、%D:86.20とやや過熱感が出ている。
一旦利益確定売りが入りやすい。そのため、調整下落となる可能性もある。その際は、出来高の多い価格帯を下抜けるかが注目される。また、雲のネジレがあり、反転や加速する可能性もある。
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