★ポンド/円は、15日安値146.54円から高値151.54円と5円幅となり、『ヒットマン通貨』としての異名もつポンドが大暴れした。英中銀政策委員会で最もハト派寄りとされていたブリハ委員は、ロンドンでの講演で『最近まで、控えめな成長や基調インフレ圧力が抑制されていることを考慮すれば、金融政策の適切な対応は忍耐強くあることだと考えていた』とした上で、『しかし、データの推移は、政策金利の引き上げが必要かもしれない瞬間に近づいていることを次第に強く示唆している』と指摘。『緩みの縮小、賃上げ圧力の増大、家計支出の拡大、世界経済の力強い成長といったデータの傾向が続けば、政策金利の引き上げに適切な時期は、早ければ数カ月以内かもしれない』と述べた。
ハト派委員からの発言内容だっただけに、大きなインパクトとなった。
7月11日の直近高値147.77円や、5月10日高値148.11円を一気に上抜けした。
引けにかけては、上ヒゲロウソク足となったが、まだ油断できない状況である。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:91.05、%D:92.36とかなり買われ過ぎ過熱感が出ている。しかし、ストキャスティクスはトレンドが出た時は、一旦下落基調になると見せかけて押し目買いを誘いつつ再び上昇するというダマシが発生しやすいので注意が必要である。5日線(赤線)に勢いがあることから、今後5日線の勢いが鈍化するかを注視したい。過去においても5日線が横ばいになってきてから下抜けると、その後は下落基調となりやすい。
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