★日11月第三次産業活動指数:市場予想を上回る
11月の第三次産業活動指数は前月比+1.1%となり、市場予想の前月+0.3%を大きく上回る結果となった。
★日経平均株価:外国人買いで26年ぶり高値
外国為替市場で円高が一服したことが投資家心理の改善につながった。また、世界的な景気拡大期待を背景に日本株に先行観が膨らみ、市場では『主力株に海外勢からの買いが入った』との指摘もあり総じて堅調に推移した。結局、前日比236円高の2万3951円と26年ぶりの高値で終了した。
★東京外国為替市場:ドルの上値が重くもみ合い
ドル/円は、日本株高を支えにクロス円の上昇とともに一時110.97円まで値を上げた。しかし、米長期金利が2.544%付近で横ばいとなり、ドルの上値追いにはつながらず上値の重い展開となった。ユーロ/ドルは全般ドル買いが進んだ場面では1.2247ドルまで下押ししたが、その後はユーロ/円の上昇つれる形で1.2279ドルまで持ち直した。ただ、1.22ドル台半ばで底堅い値動きのため、ドルへの下押し圧力もかかりやすい状況が続いた。欧州勢の参入待ちの様相となっている。
★ドル実行指数からドル下落余地継続
ドルの総合力を示すドル実行指数(インターコンチネンタル取引所算出)は2014年5月安値78.90から2017年1月の高値103.82までに+32%近い急騰となり、2002年12月以来の高値を更新する場面も見られた。その反動によってドル指数は昨年1月から反落に転じてきた。しかし、今年1月15日時点でのドル安値を90前後であり、昨年1月の高値から▲13%の下落にとどまっている。2004年から2014年までの中心レンジは70-90となっており、引き続きドル高修正の残存余地には注意が必要となる。
★米国市場では1月のNY連銀製造業景況指数
米国では12月下旬に減税を含めた税制改革案が議会で可決した。減税期待のほか、株価の最高値推移による景況マインドの改善やドル安なども米国の製造業にはサポート要因となりやすい。また、米国では年末商戦も良好な結果となった。しかし、製造業景況指数については、すでに減税期待も一旦織り込まれてきており、金利上昇や原油高などの資源高もあって、1月の景況指数が反動減速になるリスクも残る。
★欧米イベント
○16:00 12月独卸売物価指数(WPI)
○16:00 12月独消費者物価指数(CPI)改定値(予想:前月比0.6%)
○16:45 11月仏財政収支
○18:30 12月英消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.4%/前年比3.0%)
小売物価指数(RPI、予想:前月比0.6%/前年比3.9%)
○18:30 12月英卸売物価指数(PPI、食品とエネルギーを除くコア指数、予想:前年比2.3%)
○20:00 リムシェービッチ・ラトビア中銀総裁、講演
○22:00 シティ・グループ第4四半期決算
○22:30 1月米ニューヨーク連銀製造業景気指数(予想:19.0)
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