FITS エコノミックレポート

欧米タイム直前市場コメント!

15日はキング牧師記念日で米国市場は休場

アノマリーでは、キング牧師記念日前後の米価部は休日前に強い一方、休日後は下げる傾向にあるという。1998年以降のNYダウでは、平均で休日前の金曜日に0.08%上昇したのに対し、休日後の火曜日には0.21%下落した。ただし、2016年、2017年とも金曜日は下げており、それほど強いアノマリーではないようだ。

 

中12月貿易収支:市場予想を上回る

12月中国貿易収支は3619億8000万元(+546.9億ドル)の黒字となり、市場予想の2352億元(+370億ドル)の黒字額より大きくなった。

人民元ベースでの輸出が前年同月比7.4%増となり、輸入は前年同月比0.9%増となった。

中国の昨年12月の北朝鮮への輸出は前年同月比では23.4%減少した。

 

日12月の景気ウオッチャー調査:市場予想を5ヶ月ぶりに下回る

内閣府が発表した12月の景気ウオッチャー調査によると、街角景況感を示す現状判断指数は53.9となり、前月比の55.1から低下した。さらに市場予想の55.1を下回った。

一般庶民の景気の状況は悪化傾向にあり、今後財布の紐がしまる可能性もある。

 

日経平均株価:利益確定売りに押される展開

米国株高が相場を支えた半面、外国為替市場での円高進行が重しとなり、前日を挟んで一進一退の動きとなった。後場からはドル/円が111円台前半の円高を受けた企業の輸出採算の悪化懸念から輸出主力株中心に利益確定売りに押されて下げ幅を広げた。一時122円安まで売られたものの引けにかけて押し目買いに下げ足を縮めた。結局、前日比56円安の2万3653円と3日続落で終了した。

 

東京外国為替市場:111.25円近辺で持ち高調整継続

ドル/円は、昨日安値の111.04円手前で下値の堅さを確認すると、対ユーロなどでドル安一服したこともあって一時111.35円まで切り返した。ただ、一段の買い材料にも乏しく、買い戻しの勢いは長続きしなかった。111.25前後での持ち高調整が続いた。ユーロ/ドルは、一時1.2066ドルまで上昇したが、4日高値1.2088ドルが意識されるとユーロ買いも一服した。米長期金利が小幅に上昇したこともあり、やや上値が重くなった。手掛かり材料に乏しく欧州勢待ちの様相となっている。

 

米国市場では12月小売売上高が公表

12月にかけては、家電、スポーツ用品、本、衣料品などが良好さを示したほか、株価の上層が資産効果を通じて消費をサポートした。また、オンラインストアの売上も順調に増加した。住宅販売なども底堅さを維持させており、米国の小売売上高は改善が期待されりすい。一方で、年末商戦の好調な結果については、すでに織り込みも進んできた。さらに米国では自動車販売の増加に循環的な息切れ警戒されている。参考となる11月実績は前月比+0.8%で市場予想を上回った。

 

米国市場では12月消費者物価指数(CPI)が公表

12月指標では、平均賃金や生産者物価指数(PPI)などが伸び悩んだ。PPIは前月比で▲0.1%の低下となり、2016年8月以来のマイナスとなった。サービス関連の価格ゲラkうが影響しており、CPIも改めて構造的な低迷持続が意識される。参考となる11月実績は前年比+1.7%もとどまり、10月実績の+1.8%を下回った。航空運賃や家庭用雑貨の値下がりが栄光した。12月については、航空運賃は横ばいと予想されるが、一部項目のコスト上昇がっ反映される可能性がある。

 

欧米イベント

○16:45   12月仏消費者物価指数(CPI)改定値(予想:前月比0.3%)
○22:30   12月米CPI(予想:前月比0.1%)
エネルギーと食品を除くコア指数(予想:前月比0.2%)
○22:30   12月米小売売上高(予想:前月比0.5%/自動車を除く前月比0.3%)
○24:00   11月米企業在庫(予想:前月比0.4%)
13日01:30   バイトマン独連銀総裁、講演
○13日02:00   ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演
○13日06:15   ローゼングレン米ボストン連銀総裁、講演

カテゴリー: 欧州タイム市場コメント

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