★中12月CPIとPPI:まちまちの結果
中国国家統計局が発表した12月消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.8%上昇となり、市場予想の1.9%上昇を下回った。また、12月卸売物価指数(PPI)は前年同月比4.9%上昇となり、市場予想の4.8%上昇を上回った。
中国人民銀行は13営業日ぶりにリバースレポで総額1200億元の資金供給を実施した。
★日経平均株価:利益確定売り優勢に押される
朝方は米国株高を好感した買いに小幅高に転じたが年初からの3日続伸で1058円(4.8%)の急ピッチな上げの反動から利益確定売りに押された。結局、前日比61円安の2万3788円と4日ぶりに反落して終了した。
★東京外国為替市場:新規材料難から112.30円でもみ合い
ドル/円は、仲値後も株安などを手掛かりにしたドル売りの流れが続き、一時112.16円まで値を下げた。ただ、2日安値の112.05円が目先サポートとして意識されるとドル売りも一服した。その後は、新規材料難から112.30円前後での持ち高調整が続いた。日経平均株価が90円超安から反発する場面があったが、影響は限定的だった。ユーロ/ドルは、一時1.1949ドルまで上げたが、1.1950ドル手前で上値の重さを確認すると伸び悩んだ。米長期金利の上昇も重しとなり1.1927ドルまで下落した。
★米長期金利の上昇は債券王による宣言
昨日のNY市場では米長期金利が急騰し、一時2.553%まで上昇した。突然の上抜けに『日銀のオペ減額を受けて』といった無理のある理由付けが出回るなか、実際には債券王のビルグロス氏が『5年債と10年債で25年間続いた長期トレンドラインのブレイクを確認した』と発言したことが直接のきっかけになった。債券王による宣言の意味は大きく、今後の債券のトレンド形成の上でも重要な動きとなっていくことは間違いない。週末発表される米12月消費者物価指数(CPI)や12月小売売上高の結果如何では、米長期金利の2.5%台定着も想定される。
★ビットコイン米ETFの上場申請を取り下げ
仮想通過ビットコインの米ETFの上場を申請していた4社が今週、米証券取引委員会(SEC)への申請を取り下げた。ビットコインの先物が上昇して1ヶ月がたった。金融業会ではこれをきっかけにビットコインの相場乱高下が収まり、ETFのような別の関連商品の市場が開かれるとの期待が一部で高まっていたが、SECは懐疑的な見方を維持している。ドル建てのビットコインは1万7200ドルまで上昇したが、現在は1万4300ドル近辺での動きとなっている。
★米国市場では12月輸入物価指数が公表
12月には原油など資源価格が上昇したほか、昨年初来のドルの累積効果も輸入物価の押し上げ要因となりやすい。世界的にも中国などで過剰供給が一服となっており、緩やかな物価上昇が焦点となる。ただ、12月の平均珍技が伸び悩んでいるほか、資源だかによる物価波及にはタイムラグが生じることもあり、改めて物価の落ち着きが示される可能性も残る。
★欧米イベント
○16:45 11月仏鉱工業生産指数(予想:前月比▲0.5%)
○18:30 11月英鉱工業生産指数(予想:前月比0.4%)
製造業生産高(予想:前月比0.3%)
○18:30 11月英貿易収支(予想:109億5000万ポンドの赤字)
○未定 ポーランド中銀、政策金利発表(予想:1.50%で据え置き)
○21:00 MBA住宅ローン申請指数
○22:30 11月カナダ住宅建設許可件数(予想:前月比▲1.0%)
○22:30 12月米輸入物価指数(予想:前月比0.4%)
○23:00 エバンズ米シカゴ連銀総裁、講演
○23:10 カプラン米ダラス連銀総裁、講演
○24:00 11月米卸売在庫(予想:前月比0.7%)
○11日00:30 EIA週間在庫統計
○11日03:00 米財務省、10年債(200億ドル)入札
○11日03:30 ブラード米セントルイス連銀総裁、講演
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